現在、担当している、ある地方都市の新築木造防音室ですが、これは竣工した時点で依頼者が音響と遮音性能の問題に気づき、防音職人が改善対策のためのコンサルティングをお受けしたものです。

大きな問題は遮音パネルを多用した割には音漏れが多く、反射音が強すぎて音楽の録音(業務用)されたものが音響上の理由で使えないということでした。

そこで検討した結果、主に3つの提案をしました。
・防音室の反対側の部屋のボードを外して壁内の空洞部に追加の吸音材を充填する。
・遮音パネルはそのままにして、既存の仕上げ材のみを剥がして、そのうえからコインシデンスのない遮音材を現場に支給し、正しい施工要領を添付して工事をサポートする。
・室内の仕上げは2種類の木製ボードを重ねて、落ち着いた音響を創出する。
というものでした。

すでに大分効果が出て、従前より大幅に改善されたと、依頼者からご報告がありました。
*現在は仕上げやエアコンなどの取り付け作業など、最終段階に入りました。

既製品の遮音パネルや音響化粧板は費用対効果が低いうえに、木造住宅には向かない物が多いようです。
やはり、木造防音室の設計・施工に慣れた専門業者の助けを借りたほうが無難です。

木造には木造の専門家が適していると思います。