音響・防音設計の担当者(2018年8月号)

大手専門業者のショールームや建築会社の打合せに出てくる営業マンや建築士は、基本的に防音設計は素人です。

見分け方は「防音材・ボードなどの周波数帯別透過損失」「遮音材・制振材・吸音材」について質問して、詳細な返事を即答できなければ、それは防音設計の技術者ではないです。

彼らには生活防音も防音室の計画も独力では全くできないと言えます。

それが業界の一般的な実態です。

音響について詳しい専門家でも建築構造は殆ど知らないことも多く、たとえば木造防音室の新築計画から現場の防音工事までを詳細に把握している担当者など大半の専門業者には居ないのです。

では、我々のような自営業者は?と言うと、ピンきりです。
上記の内容を質問しながら確認するしかないのです。あとはウェブサイトに記載されている内容をじっくり読んでから問い合せる以外に、判別方法はありません。

特に防音室は非常に高額な買い物です。調べる手間を惜しんでは、良い専門家を探すことはできません。