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【新しい防音システムと効果的な構造の構築】

 マンションなどの建物で防音工事を行う場合、天井裏の空間が20センチ以上確保できる天井については、既製品の 防振ゴム付き吊り金具が使用できます。
 通常の防音スタジオや工場・ビルなどで使用されています。

 しかしながら、経年変化でゴムが少しずつ劣化し、吊り下げる下地・ボードにがたつき、緩みが生じる事例が報告されて います。
 *防音効果が経年変化とともに低下します。

 また、下地を伝わる固体伝播音は、ある程度軽減できますが、空気層をバネのように振動させる騒音には十分ではなく、 別の対策が必要です。
 特に問題となるのが、25センチ以下の天井裏です。上階からの振動波が空気層を共振させ、概ね125Hz以下の音を増幅させ ます。
 *重低音・重量衝撃音の大半の周波数が125Hz以下に該当します。


 従来型の対策では、吊り金具+空気層+吸音材+遮音材という構造が大半であり、現在も大半の専門業者が同様の構造で 防音工事を実施しています。
 上記のような問題を抱えているため、工事費用が嵩み、天井がかなり低くなるにも関わらず、十分な効果を上げていない という理由が、そこに潜んでいます。

 サポートページ(防音職人)では、このような問題を、天井裏約15センチ以下というコンパクトな構造で、かなりの防音効果 を出しています。
 限られた空間において、全ての周波数の騒音を大幅に軽減することは難しいですが、状況に応じて気になる音の特性を考慮 した、コンパクトな複層構造で防音効果を高めることが可能です。

天井防音

 上記の問題を解決するのが「制振・吸音・遮音の多層構造」です。
 天井・壁などの空間に対して、従来型の設計で採用されていた防音構造を、基礎研究・特許事例および実践データ・経験 をもとに再構築し、防音設計・工事において実践しています。

 特に狭い空間、木造など構造的な制約のある空間において、対応できるコンパクトな防音構造です。
 ピアノなど楽器防音室、マンション天井、音楽教室、木造家屋、地下室、ペンション・旅館など多用途な構造に対応 できます。
 重低音・低周波は、騒音発生箇所や防音室に隣接する寝室・リビングや客室に漏れると、非常に不快になります。出来る限り 減少させることが防音対策では重要です。

ピアノ防音室

 今まで、構造的・予算的な制約で諦められていた防音工事の案件を、次のような方針で対策を行うことで対処できることが 増えています。
 *吸音層の割合(容量)を出来る限り大きくすることで軽量化を図る。
 *下地にダンパーとなる薄い制振層を入れる。
 *多層構造にして共振帯をずらし、気になる騒音量を減らす。
 *コンパクトな複層構造によって空間的な制約などをクリアする。
 *性能が劣化しない耐久性の高い構造を構築する。

 他の専門業者に無理と言われたかた、具体的な情報をもとに御相談いただければ、防音の可能性を検討いたします。
 (サポートページ・プランニング・オフィス:サイト運営・設計担当)

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