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防音の基礎知識 「 吸音材と防音設計 」


吸音材とは

 ロックウールは、断熱性もありますが、吸音材として優れています。
 *市場としては生産縮小のため、入手しにくくなっています。

 ポリエチレンウールは、耐久性・撥水性があり腐りません。500Hz以下の音の吸音性に優れています。
 *品質に安定性があり、長期にわたって吸音性能を保持できます。

 グラスウールは、フィルムなど袋入りタイプの製品は吸音性が低いので、使い方に注意が必要です。喘息やアレルギーなど過敏なかたは、 ガラスクロスで表面加工してあるマットタイプの製品でも、使用しないほうが無難です。
 *吸音性能がロックウールやポリエチレンウールに比べて、劣る周波数帯があるため使い方に注意が必要。


吸音材と防音設計

 吸音材は防音設計には、欠かすことの出来ない素材・性能です。比較的軽量な防音構造を構築するには、大変重要です。

 吸音材には、多様な製品がありますが、中にはセルロースファイバーやフィルム入りのグラスウールなど吸音性能に乏しいものも あり、製品選択には注意が必要です。
 類似した製品に発泡ウレタンや発泡スチロールなど発泡材がありますが、殆ど吸音性能はなく、壁内に使用すると逆効果になる場合が あります。

 吸音材の使い方は、スタジオ防音、ピアノ防音室、マンション防音など用途に応じて、防音設計の仕様に定めるべきですが、重要な要素で あるにも関わらず軽視する業者が多いのが実情です。
 吸音材や制振材の使い方を見れば、防音専門業者・専門家の力量がわかります。


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