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防音設計の3つの要素・事例の考察


防音の事例および考察

 防音職人では、防音設計の原則である「遮音・制振・吸音」の3つの要素を、総合的にコンパクトに構築することを実践して きました。ここでは、この3つの要素が如何に重要かを述べます。

 次の事例は、マンションの上階からの足音などの騒音を防音した成功事例です。
 吸音層・制振層・遮音層の多層構造を構築して、気になる周波数の騒音について対策したものです。写真に見える黒いマットは 遮音・制振マットです。ちょうど、つなぎ目に遮音テープをシールした場面で、次にボードを取り付けるところです。
 ※この遮音マットの内側には、複数の制振材・吸音材が施工されています。
マンション防音


 次の事例は、ある鉛ボードを販売している防音業者が設計・施工した失敗例です。
 サポートページが問題点を忠告したにも関わらず、業者が強行したもので、施工後の防音効果は全く無かった事例であり、 防音職人(サポートページ)が「このような二次被害や問題業者を許してはならない」と強く感じた事例です。
 失敗の原因は、事前にサポートページの設計担当が指摘したのですが、特に「吸音・制振」を軽視した防音構造のため、 振動音が天井裏で共振し、人の声・テレビの音など空気伝播音すら殆ど遮音できなかったのです。
マンション防音
 この現場を施工した企業は、上場企業で大手の専門業者ですが、失敗のフォローもせずに逃げました。 ホームページのデザインや企業の業態が立派でも、成功の実績が少ない事業者には、住宅などの制約の多い案件は対応 できないという典型例です。


防音の成功と失敗の分かれ目は何か

 上記の2つの事例について、要因を簡単に分析すると次のようになります。

 失敗例のほうは、厚さ10ミリの防振ゴムが、ある周波数で共振したこと、鉛シートが制振材として効果が無かったこと、 吸音材であるグラスウールの性能不足・厚さ密度不足、中途半端・無駄な空気層を設けたことが主な原因です。
 成功例のほうは、遮音・制振・吸音の多層構造を構築したため、共振を防ぎ、防音の相乗効果を発揮できたと 考えられます。

 このように、防音構造の考え方や防音材の選定に大きな違いがあり、これが防音効果の大きな分かれ目だったのです。

防音の成功事例

 最後に、防音職人(サポートページ)が担当した成功事例をご紹介します。  ※ピアノ防音室・木造住宅などについては別のコンテンツページに掲載します。

◇天井・壁の対策事例および関連情報
 *諦めていた天井防音解決
 *マンション天井防音
 *防音の研究

◇防音設計・対策依頼者の声
 *防音依頼者の声
 *戸境・GL壁の防音
 *ピアノ防音室(木造のピアノ教室)


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