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GL壁の防音と構造的な問題


GL壁工法は古くて新しい問題

 GL工法は、平成に入ってから盛んにマンションを中心に施工されてきました。用語自体は分譲マンションのパンフにも記載されることが 多く、言葉そのものは、ご存知のかたも多いと思います。

 しかしながら、コンクリート躯体素面の状態よりも、GL団子を点付けしてボードを施工した壁・梁・柱は遮音性能が低下するという弊害が 出ます。
 近年のマンションにおいても、GL工法は、内断熱(発泡ウレタンなど吹きつけ)工法や二重壁構築の際に多用されています。

 このため、「古くて新しい問題」と言えるのです。
 特に、戸境の壁にGL工法が使われると、深刻な生活騒音の問題を引き起こすことが少なくありません。
 *参考:GL工法と騒音


GL防音対策の工法と事例

 マンションの場合は、騒音被害を受ける居住者が、全ての世帯に対してGL壁などを改善するため対策を行うことは殆ど不可能です。

 このため、対処療法的に、自宅の壁に対して防音工事などの対策を限定的に行うことが一般的です。

 防音職人(サポートページ)では、騒音レベルに応じて、「GL壁を壊さないで行う簡易防音」「GL壁を解体する防音壁工法」の2つの 対策を実施しています。

 特に「GL壁を壊さない簡易防音工法」は、比較的コストが軽減できるリフォームとして注目されています。また、既存壁から余りふかさない で、騒音を半減させることが可能な場合が多いというメリットがあります。
 *あくまで騒音の状況に応じて、簡易防音を適用するか通常防音を行うか判断すべきです。
 *音の絶縁や吸音・制振効果が理解できないと、GLを解体する防音壁工法も出来ません。

 騒音状況に応じて、通常防音である「GLを解体する防音壁工法」を選択したり、併用することもあります。
 *コストだけ重視して、安易に簡易防音を選択しないよう、騒音状況などを見極めることが必要です。


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