防音室の悩み・相談｜音楽教室を応援するページ
音楽教室に使用するピアノ防音室の悩みは、新築計画の場合は予算や構造的な問題が多く、すでに完成した教室の場合は遮音性能不足と音響の問題が大半です。
新築の場合は、予定を多少変更すれば適切な専門家を探せば良いので何とかなりますが、失敗した防音室は出来るだけ早く改善しなければなりません。
ですが、焦って専門業者を探すと失敗の二の舞もあり得るので、慎重に探さなければなりません。そこで役立つのが専門家のコンサルティングです。
このピアノ防音室は、計画当初から土地の造成・整地費用に建築工事費用が圧迫され、間取りや構造が数回変更され、見積りも修正になりました。防音室の構造や仕様を変更すると依頼者の希望に合う性能が確保できないので根気強く提案を行いました。
間取・面積変更に応じて防音材などの見積りを修正し、建築業者変更を踏まえて最後まで確定するのを待ちました。そして着工してから現場打合せを行い、詳細説明と施工要領を提示して防音工事を最後までサポートしました。
＊参考事例：木造住宅のピアノ防音室（ブログ記事）
上記の現場は、東京都内の音楽家ご夫婦（ピアニストと作曲家）から依頼されたもので、最後までご希望に沿うように専門的コンサルティングを繰り返し、予算変更のつど細かく対応しました。
完成してグランドピアノ設置後に次のような評価をいただきました。（以下、依頼者の原文のまま）
『グランドピアノが入り、初めて音を出したとき、「ホールで弾くようなサウンド」を感じました。
大手メーカーの防音室の様子だと(言葉で表現するのは難しいですが)、なんとなく音が近くでキンキンと鳴るような感覚が強いのですが、そのようなことは一切なく、防音職人さんの防音室は、音がまろやかで潤っているような感じです。
音楽家の夫も「自分のピアノでこんな音(の響き)が出るとは!!」と申しておりました。又、外への音は本当に微かに聞こえる程度、家の中は弱いBGMになるくらいの聞こえで、まったく問題ありません。』
音響・防音設計に関する専門的コンサルティング
新築でもリフォームでも音楽防音室には色々な制約や悩みがあるものです。個々の事情に応じて専門的コンサルティングによって解決の道筋を付け、具体的な提案を行うことが防音設計コンサルタントの本業です。
状況に応じた段階的提案やＤＩＹ活用など、フレキシブルな方法を視野に入れた対応こそが防音コンサルティングの本道だと思っています。
音楽防音室を応援する専門コンサルティング業務を実施中
西国立駅付近、国立音楽大学の付属小中学校・高校（東京都国立市）の近所でコンサルティングを行っています。
＊平成16年（2004年）8月に開業。ウェブサイトの総称は「防音職人」
＊プロフィール（法定表記）：事業者概要
→防音相談・コンサルティング｜
相談場所
＊プライベートブログ→ＤＩＹウェブ構築と防音体験