過剰な遮音材にシフトすることを避け、遮音・制振・吸音の費用対効果の高い防音材を選び、効果的に組み合わせる設計・施工により防音効果を高めます。

木造家屋の特性を活かしながら、施工の仕方(納まりなど)や手順を工夫することによって、遮音欠損を防ぎながら、相乗効果を発揮できる対策を実現します。

また、職人が使い慣れた一般的な建材(石膏ボード、構造用合板、角材、杉板、無垢材、コーキング材など)を駆使するなど、全体のコストを抑えながら、効果的な施工内容をサポートしますので、地元の職人の技術を活かすことができます。

壁と吸音材

また、一般的な木造住宅は、外壁がサイディング、内装ボードが石膏ボード、断熱材がグラスウール、または高気密発泡材などで構築されており、主として低音と高音の遮音性能が低いという特徴があります。

このため、これらの遮音性能の弱点を補い、相乗効果を期待できる遮音・制振材を張り、特性の異なるボードを重ねて施工することにより、既存壁よりも20dB程度、防音性を高めることが、簡易防音施工でも可能になります。

それと同時に、内窓取付けによって、二重化することで窓の性能も15dB程度高めれば、人間の耳には騒音が、概ね1/3以下になったように聴こえます。

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