建物構造や内装、予算の制約で通常の防音工事ができない場合は、簡易工事・DIYの併用が考えられます。楽器やペットなど近隣に迷惑をかけない対策では、DIYの防音材活用でも十分な効果が期待できることが多いです。経費も抑えることが可能です。

マンションでも木造住宅でも、壁や床の防音であれば、制振材・吸音材を活用して、床の振動や壁からの音漏れを軽減できます。また、木造住宅では、吸音性が比較的高いという木造の特性を生かして、相性の良い遮音材を重ねて施工する、簡易的な工事でも、かなり遮音効果を 高めることが期待できます。
簡易施工・DIY・防音材(参考)

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防音材

防音材は、相性の良いほかの防音材や建材と一緒に使用すると、相乗効果で、質量則を大幅に超えた防音性能を発揮できます。特に、マンションの間仕切りや木造住宅の外壁・天井などで、簡易的工事でも費用対効果の高い対策が可能です。

防音職人の設計・施工する防音室では、予算が許す場合は、石膏ボード以外に厚さ12ミリ以上の合板と合わせて、遮音マット(合成ゴムと樹脂の加工品)、制振材などを使用します。この遮音マットは、全ての周波数に対して、コインシデンスなど遮音低下を起こすポイントがなく、ほぼ右肩上がりの遮音性能を示します。

これと制振フェルト、吸音ウールが防音職人の主力の防音材であり、DIYにおいてペットや子供にも安全な製品です。臭いが殆どせず、触っても安心です。しかも耐久性があり、長持ちします。
*とくに制振フェルトは厚さ約6ミリのポリエチレン繊維のフェルトですが、撥水性・耐久性・復元性に優れ、防音カーペットなどの下に敷くと、足音などの振動音を軽減します。ちくちくせず、ハサミで簡単にカットできるため、DIY防音では非常に高い評価をいただいています。

木造住宅の壁や天井に、遮音マットRを2重張りして、結露・気密シールを施し、通常のPB・合板を施工するだけで、500Hzにおいて30dB程度の遮音性能をアップさせることが出来ます。木造住宅との相性がよく、費用対効果はかなりのものであり、防音室などの依頼者からも高い評価をいただいています(遮音マットは、個人ユーザーのかたにはお分けできます。防音職人のサイトから御問合せください)。

遮音マットを始めとして、防音職人で扱う防音材には、鉛や揮発性の有害物質は含まれていません。また、F☆☆☆☆の基準を大幅にクリアしており、安心して使用できます。