子供やピアニストの夢をかなえる防音室、仕事の疲れをいやすピアノ演奏・趣味室の存在はちょっとした贅沢かもしれません。しかし、それは生活の一部であり、音楽関係の専門職を支える生活空間です。それゆえ、出来る限りの対策を実施するための音響・防音設計、工事に「防音職人」は尽力しています。

音響の重点は防音室壁・床の剛性補強と制振

ピアノの安定した音色や防音効果を創出するのは、全体の防音構造と床の剛性補強・制振強化です。これに木製ボードなど表層材、フローリング材との組み合わせが重要です。
これは、マンションでも木造住宅でもピアノ室の内装は木材と防音材で構築するわけですから、相乗効果が期待できる設計施工を実施することが専門家の責務です。
防音室の施工事例

小規模なピアノ防音室は薄い効果的な施工が必要

一般的な住宅においては、空間的な制約があり、通常は広いピアノ室を計画したりリフォームすることは難しいものです。予算的にも制約のある条件の中で、費用対効果の高い音響・防音対策が求められます。
*防音職人では約41ミリの音響・防音構造でD-50の遮音性能を実現し、良好な音環境を構築する仕様を推奨しています。(既存構造がD-30レベルの場合、木造では特に有効)
制振補強+遮音層+木質音響仕上げ材など複層構造によるコンパクト設計です。
これならば、狭いピアノ防音室でも適用できます。
ピアノ防音室
※写真の事例は厚さ約41ミリの防音壁・床対策によって構築したD-50木造防音室(ピアノ)です。

予算に応じたDIYプラス職人による防音施工

ご予算が厳しい場合や床などの構造的制約、建具類の厚さなどによって、通常の防音工事ができない個所はDIYによって防音材を活用して薄く施工することができます。
これに天井などDIYでは難しいところをプロの職人に施工を任せるというミックス型の防音対策でピアノ防音室を造り上げることができます。

防音職人では、以上のような内容を基本として、現場の状況などに臨機応変に対応し、制約条件をクリアしながら実現可能なご提案から防音工事までオリジナルの手作り仕様でピアノ室を構築してきました。