一般的な専門業者の提案・見積りの典型的な内容は、木造住宅であっても防音壁を既存壁から150~180ミリ程度増設するもので、性能はD45程度です。
しかも、床の対策が既存面から70~80ミリかさ上げするものが多いです。

天井高が2400ミリ程度しかない6帖の洋室では、グランドピアノ1台を置くのにも相当な制約があり、デッドスペースができます。

防音職人では、依頼者の要望を丁寧に検討して、重点個所を想定して防音仕様にメリハリを付けます。隣室への音漏れ、戸外への音漏れが重点対策になるのか、依頼者から詳しい周辺状況やご家族の生活についてヒアリングしてから決めます。

ご予算や建物の構造、建具などの制約から、戸外への音漏れを最大限に減らすことを選択した木造防音室の事例ですが、以下に防音工事後の依頼者の声をご紹介します。
*依頼者は音楽専門の学校でヴァイオリンを指導しているプロです。娘さんが音大生で、一緒に使用するための防音室(木造の2階)です。

「防音室の状況ですが、夜10時頃までは日常的に音出しをしています。
外で聞いてうるさい感じはしませんし、エアコンの室外機の音がするとほとんど聞こえないか、気づかないような状況です。
どちらかというと低音の方が聞こえます。
室内では、ドアに振動が伝わっているのが気にはなります。
床を通して一階に聞こえるのでは、と心配していましたが、それほど聞こえません。
ご近所の方も、音大生がチェロを弾いていることはご存知ないようです。
チェロを本気で弾いて、これだけ音がカットされているので安心しました。
また、バイオリンを弾いても外では聞こえませんでした。
今のところ満足して使用しています。
いろいろとお世話になり、ありがとうございました。」

上記の事例では、防音壁は外壁で約90ミリです。間仕切りは建具の制約で薄く25ミリ程度しか対策できませんので、予算上の制約の中で、戸外への音漏れ対策を重視しました。防音計画の中で、計算して対策を実施したのです。床の対策は、約31ミリの厚さでした。
薄い対策ですから、部屋も広く使えます。