薄型壁防音の最新仕様(2020年1月号)

2019年に木造防音室(ピアノ、チェンバロ、オルガン、ヴァイオリン、サックス、ギターなど)や新築住宅の壁面の防音対策の薄型仕様を新たに開発しました。

壁紙仕上げを含めて厚さ約18ミリから27ミリです。木造では専門業者の中で最も薄い設計仕様です。

厚さ18ミリの場合は約15dB音をカットできます。※厚さ27ミリの場合は約18dB軽減になります。

約10dBほど音漏れを軽減すると、人間の耳には音が半減された体感になります。既存の木造住宅や木造防音室(音楽教室を含む)の遮音性能がD-30からD-40であれば、厚さ18ミリの対策でD-45からD-50程度にレベルアップできます。

使用する遮音材は、防音職人の防音材ページに記載されている「アスファルト遮音シート2.4ミリ」です。これを二重張りします。
*細かい施工要領はご契約・ご注文していただいた契約者にはご説明します。
*施工要領作成・コンサルティング一式で12,000円程度。直接私の仕事場にお出でいただいたかたは8,000円で対応できます。あとは防音材の実費(送料含む)だけです。(ただし、建築業者・建築士は対象外です)

このような対策であれば、狭い木造住宅の居室や音楽室に適用できます。普通の新築業者でも問題なく施工できます。工事費用も廉価で済みます。
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私の防音設計・相談の特長は平成7年(1995年)から積み重ねてきた研究と実績をもとにした音響・防音対策を提案できるだけではなく、他の専門業者が失敗してきた事例の改善対策を提案してきたことです。

主な特長を箇条書きで概略述べると次のようになります。
・他の専門業者が逃げてしまう、マンションの二重天井の防音施工を設計できる技術力。
・軸組在来工法の木造を厚さ約30ミリ~40ミリでD-50の防音壁を構築できる音響及び防音設計。
・市販の防音材の弱点、施工要領の問題点を指摘できるコンサルティング能力。
・建物の構造を活かした耐久性(建物寿命を含む)と安全性重視の設計施工。