最近の防音相談について(2024年11月号)

昨年から今年にかけての防音相談の傾向を見ると、最初から無料相談を希望される相談者は特に情報提供の面で非常に希薄で、とても真剣に防音工事などを考えているように思えませんでした。
電話で簡単に問合せて、イメージだけで対策の見込みを質問されても答えようがないです。
検討材料が少なすぎて、大雑把な一般論や今までの担当事例の傾向をお話するだけです。
*見積金額も現場ごとに異なりますので、目安についてはどんぶり勘定になります。

防音職人のウェブサイトは、かなり苦労して構築したものですが、防音設計の方法論をすべて掲載しているわけではないです。主な方法論や考え方を載せているだけです。
*参考記事:自分で切り拓いた道(防音設計)

やはり、手間がかかっても、まずはメールで出来るだけ重要な情報をご連絡いただいてから、追加で検討資料をメールで送付していただく方法が良いと思います。
電話連絡は、かなり急いでいる場合と、問合せの返事が遅い場合の催促に利用していただいたほうが良いと思います。

また、ブログ記事を読まれた方は、具体的にどの事例に最も近いかを一緒に教えていただくと、手がかりが探しやすくなります。

防音職人の検討方法として、まずは相談者から図面資料や音の問題、防音施工の主な具体的な目的を教えていただき、それを検討するために必要な資料を集めていただくことが初動期の対応となります。
検討材料が少ないと可否を見極めることさえ出来ません。検討作業が前に進まないし、無料相談では時間を掛けることも厳しいです。

基本的にマンション案件の無料相談は休止中であることをホームサイトには明記していますが、この注意書きでさえ見てくれない相談者は、見込みはないと判断しています。

自営業の専門家である私には、限られた時間しかありません。どうしても契約業務を最優先しますので、無料相談は空いた時間で対応するしかないです。
*初回限定の無料相談(マンションを除く)は、電話で対応していますので、事前にメールでご予約下さい。※一般個人だけの無料相談です。電話で約30分以内です。

ちなみに、ウェブサイトのコンテンツとして掲載されていない案件は、基本的に実績がないと判断したほうが良いでしょう。メールで具体的な問合せをして、納得できるような回答がなければ、おそらく、その専門業者としては実績のない案件だと思います。