今回は木造住宅にとって致命的で、生活防音や楽器防音室にマイナスになる工法、製品を3つとりあげます。
*これは今までの相談で多かった問題事例です。

いままで同様の記事を投稿していますが、最近も同じような相談が繰り返し来ていますので、改めて説明いたします。

遮音シートは直接ボード面に張りつけても殆ど効果がない。
シート状の遮音材は鉛を除くと面密度の低い製品が大半です。このため、厚さ1ミリから1.2ミリ程度の遮音シートは制振性も遮音性も低く、石膏ボードや合板のうえに重ねて張り付けた時点で効果を失います。
*木造防音室で遮音シートを使用する業者は素人です。

壁内の発泡材は吸音性が乏しく大半が逆効果になる。
これは30年以上前の古い遮音設計マニュアルにも記載されている重要な留意事項であり、防音対策においてはやってはいけない施工です。
*壁内部が共振し、特定の周波数帯の音漏れが酷くなります。その典型が発泡断熱材です。大半が外壁や天井裏に使用されています。

鉛など遮音パネルは木造には適さない。
遮音パネルは反射音が強くなる割には、高い周波数の音がつなぎ目から漏れるため、ピアノ防音室では費用対効果の低い状況となります。
声楽においては、音響が悪化し精密録音をした場合、プロの音楽編集の段階では問題となります。
製品の素材と工法に問題があります。

以上の内容は、防音設計が専門の業者にとって基本事項ですので、これを知らない業者は専門家ではありません。ご注意ください。